AIホスピタルの誕生

20190311

AIは近年様々な場面で使われるようになりました。スマートフォンなどを通して私たちにも身近になってきています。このAIが医療現場で活用することを政府が発表し、今後AIホスピタルというものが誕生すると言われています。
私たちの生活に身近な病院でAIが活用されるとどのような恩恵を受けることができるのでしょうか?ここではAIホスピタルについて詳しく解説していきます。

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診察場面での変化

現在の診察は患者が医師の元を訪れて、医師からの診察を受けます。その際に、医師は診察記録をパソコンに手入力をする為、患者からしてみればパソコンばかりを見て自分を見てくれていないと思うこともあります。
しかしAIが導入されれば、音声言語として医師と患者の話をAIが記録していきます。つまり、医師はパソコンに向かって診察記録を入力する必要がなく、患者の目を見て会話をしていくことが出来ます。
また、膨大なデーターバンクから患者の質問に対してAIが答えるという場面も出てくるでしょう。特にAIからの病状説明ということで期待されているのがインフォームドコンセントです。インフォームドコンセントは病状説明や治療説明のことですが、医師から患者に伝える際専門用語などが多く上手く伝わらないケースがあります。
これをAIが補助して全く医療知識のない患者でもわかるようにしてくれます。

AIを使って診察までの時間を短縮

病院に行くと待ち時間が非常に長い場合があります。特に総合病院などであれば診察をしてもらうまでの時間が1時間や2時間ぐらい待つこともあり、患者にとっては非常に負担であるといえます。
待ち時間に関してもAIを導入すれば時間の短縮が期待できます。例えば、患者を誘導するロボットで患者の移動をスムーズにすること、データーバンクを使って患者の優先順位を整理しながら診察・検査などを行うことなどが考えられます。
人の目であれば、一人一人が判断をして患者の誘導などを行いますが、AIの場合は大量の目で見て一つの頭が全体を考えることが出来るということが可能になります。人の目で判断するよりも全体がスムーズになるのです。

 

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ウェアラブル端末で早期発見が出来る

スマートウォッチなどのウェアラブル端末が流行ってきていますが、身に付ける医療端末も徐々に開発が進められてきています。例えば、心不全などの病気を持っている方であれば、不整脈などを記録する端末を身に付けることによって治療に役立てる方法などもあります。
また、脳梗塞など発症すれば早期の治療が必要な病気に対してもウェアラブル端末が期待できます。例えば、脳梗塞を引き起こすことが多い心房細動などを検知した時点でアラームが鳴る、救急搬送システムへ連絡が行くなどが自動で起こればすぐに対応をすることが可能です。後遺症を最小限に食い止めることができます。

 

誤薬の防止

AIの導入で誤薬の防止も期待できます。誤薬とは服薬時等に患者に間違った処方薬を渡してしまうことですが、人が行う以上、このようなミスはなかなかなくすことができません。
しかし、AIを導入することで、病状と処方された薬の関連性が低い場合エラーが出たり、患者と薬の一致が起こらないとエラーが出るといったミスの防止が出来ます。
誤薬は大事になれば死亡事故などにも繋がる可能性がありますので、AIで100%ミスの無いように出来るシステムがあれば医師や看護師も安心して業務をおこなうことができます。患者さんも安心して医療を提供、受けることができることでしょう。

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画像診断精度が上がる

レントゲンなどで患者の状態を撮影して、レントゲンを見て医師が病状について判断をしていきます。これは、医師の技量や経験に頼っている部分が大きく、技量や経験の少ない医師と多い医師では診察の精度が変わります。
その差を防止する為、画像診断自体の精度を上げるためにもAIは活用されます。AIであれば膨大なデーターバンクから過去の画像を参照して医師が見つけられない部分の異常も発見出来ます。
何よりもどの医師が見ても、一定以上の成果が期待できますので例えば地方の医師が少ない病院と、都会の医師が多い病院と比べても同じような診断が受けれるメリットがあります。

 

病理診断の精度が上がる

こちらも画像診断と似ているケースです。病理診断とは、細胞や身体組織診断などを用いて病気を診断するものです。診断の際に医師や検査技師が用いるアルゴリズムをAIに記憶させておくことによって、AIが自動で判断し病気の可能性が高い場合医師に知らせてくれます。
技量と経験によって診断の精度に差が出るので、AIがそれを補う役割を果たします。

 

ゲノム情報により将来の病気を予測する

ゲノム情報とは人のDNAなどの遺伝子領域の情報であり、一人ひとり違う構造をしています。近年ではこのゲノム情報をAIが解析をして将来かかる可能性が高い病気を予測します。それに対して、予防医療を行うことによって発症を予防したり、遅らせることが出来るのです。
AIがゲノム情報を解析することによって、個別の医療が受けられるようになるのです。

 

入院患者のケアについて

入院患者を安全に治療するために、AIの導入が効果的とも考えられています。例えば、現在使われているものとしてはセンサー付きのマットです。
認知症患者の場合は、安静にしておかなければいけないのに動いてしまう、転倒をする可能性があるのに動いてしまうというケースがあります。
こういった場合に、ベッドにセンサーがついているマットを敷くことによって、患者の眠り状態を情報として取得、心拍数や呼吸数から起床する時間をAIが予測して事前に看護師に知らせるという方法が取られています。
センサー付きのマット導入により、看護師の手間も少なくなりますし、事前に起きる時間帯を予測できますので、動き出す前に対応することが出来て安全な入院生活を送れることになります。

 

医療従事者の負担を減らすことが出来る

医師や看護師は非常に過酷な職場環境の元働いています。そのため、看護師の離職者も多く看護師の確保が病院の課題となっていることが多いです。
AIを導入することによって期待されるのが、医療従事者の負担軽減です。負担を軽減することによって、離職の防止はもちろん、快適な職場環境を整えるきっかけにもなります。
また、AIは膨大なデーターバンクから予見をしていきますので、ミスを事前に防いだり、ミスを早期に発見させることができますので、精神的な負担も減少出来ると考えられています。

 

導入をする為に必要なこと

AIは自分で考えて動くことができますが、それは全て過去の膨大なデーターバンクがあるからこそです。ビックデーターをしっかり構築することによって成り立ちますので、そのデーター量を増やしていくと同時に、データーの精密さも必要になり、これにはかなりの時間がかかります。
また、導入をする際に注意したいこととしては、AIの取り扱い方に慣れることが必要ということです。例えば、AIがどの程度まで判断できるのかを知ることも必要ですし、機器の取り扱い方、メンテナンス方法などについても理解が必要です。
患者もAIに慣れてもらう必要がありますので、導入後すぐにすべてを使用できるのは難しいと考えられるでしょう。

 

AIを活用することが社会の発展につながる

AIホスピタルが出来れば、患者に対してもメリットは大きいですし、医療従事者に対してもメリットは非常に大きいといえます。病院が果たすべきである、信頼の高い医療を提供していく為には、将来的にAIの力を活用していくことが必須となっていく社会になるでしょう。
まだまだ課題の多いAIホスピタルですが、これからの高度な医療を支えていく重要なポイントになることは間違いありません。

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