ロボットが質の高いリハビリを提供

20190606

ロボットが質の高いリハビリを提供。自立支援を目指す

 

脳梗塞などによって体に麻痺が残ってしまった場合、生活の質は下がるといえます。しかし、早期にリハビリをすることによって失った機能を取り戻して質の高い生活を送ってもらうことが出来きます。そういった意味でリハビリというものは非常に大切なものだといえるでしょう。

最近ではリハビリにロボットを導入する医療機関、介護施設が増えてきています。

人ではできない高品質なリハビリ支援を行うことによって、足や腕、手など様々な部分の機能回復を期待することが出来ます。

 

 

歩行や機能訓練を後押しするロボット

 

総合東京病院では最新のリハビリ器具を7台も取り揃えています。

7台の内の1台は「ウェルウォークWW-1000」といって、患者の歩行を支援するロボットだそうです。

関節に器具を取り付けることによって、ロボットの補助を受けながら歩行を体験することが出来ます。

また、東京リハビリテーションセンター世田谷では「パブロ」と呼ばれるテレビゲームタイプのリハビリ用支援ロボットも導入しています。こちらは麻痺などによって失われた歩行感覚をロボットによって取り戻すことを目的として使われます。患者はコントローラーを手に持ち、球状のスティックを動かし獲物を捕えるゲームをしながら上肢のリハビリをおこないます。

 

脳梗塞を発症した患者も「楽しみながら訓練することが出来る、成果が数字として見えるので達成感がある」と話しているそうです。

通常リハビリは苦しいもの、頑張らないといけないものと思われますが、「パブロ」を使用することによって積極的にリハビリを行うことが出来るようになるそうです。

 

もちろん最初は誰もが手を動かしにくく感じるのですが、徐々に動かすことが出来るようになり、点数が目に見えて上がっていくことにやりがいを感じるようになります。

これには同センターの原寛美センター長も「足を動かすロボットは以前からあったが、パブロのような腕や手を訓練できるものは多くありませんでした。きちんとリハビリをすることによって、指の動きや手の動きを改善して退院する方が増加しました」と語っているそうです。

ロボットが質の高いリハビリを提供。

 

錯覚を利用したリハビリ器具

 

医療機器メーカーの「インターリハ」が17年秋ごろに製品化したリハビリ器具は、錯覚を利用した仕組みになっています。まひした手が動くように感じる錯覚を覚えることで運動する能力を呼び起こす仕組みになっているそうです。こちらは現在10の医療機関で採用されています。人がそのまま入れるほどの大きな空間(高さ180㎝、横幅90㎝、奥行き120㎝)に入り、台の上に手を置くと目の前に自分の画像が映し出されます。映し出される映像は反転しており、例えば右まひの方であれば左腕を動かすと映像では右側が動くことになります。

本来動かないはずの右腕を動く映像を見せられた脳は錯覚をして右腕が動くというイメージを持つことになります。このようなイメージを持ち続けることで運動能力を脳から蘇らせる効果があるそうです。

 

対話型のAIロボットも注目されています。埼玉医科大国際医療センターでは、ユニロボットと呼ばれる対話型のリハビリ機器が導入されています。「今日は何日?」「お昼は何を食べたの?」といった簡単な質問をされるので、それに答えるというシンプルなリハビリロボットです。昼夜逆転を防止したり、会話をすることによって思考が生まれるので、意識の回復が望まれます。

同センター運動呼吸器リハビリテーション科の高橋秀寿教授は「麻酔や薬、昼夜逆転などで日中意識がもうろうとしている方がいます。ロボットを活用して意識をしっかり持ってもらうことで、リハビリのスタートラインに立てます」と述べています。

今までは看護師が患者との会話を行っていたが、看護師は忙しく中々時間が取れません。会話の部分をAIが担うことによって早期の回復を目指しています。

 

 

介護現場でも活躍しているロボット

 

介護ロボットの発展を政府も後押ししています。2019年度予算では「介護ロボット開発等加速化事業」のために6億2千万円が計上されていますので今後ますます開発や医療機関等での導入が本格化していくと見込まれます。

ベンチャー企業の「サイバーダイン」は「HAL医療用」という装着型ロボットスーツを開発しました。脳から筋肉に送られる電気を読み取り、体に取り付けたモーターが動く仕組みとなっています。これはALSなどの難病患者に対して使われており、すでに保険適用にもなっています。

 

人が行う作業の代替でロボットを使うのではなく、高付加価値のついたパートナーとしてロボットのロボットを目指していくということが国の目標としても掲げられているそうです。

今後ますますあらたなアイディアが形になっていくことが期待されます。

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